2009年 07月 28日
7月に家で観た映画 |
『シンシナティキッド』[THE CINCINNATI KID]1965/アメリカ
出演:スティーブマックイーン
主題歌:レイ・チャールズ
『博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
[Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb]1964/イギリス
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット
『タクシードライバー』[Taxi Driver] 1976/アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター
『真実の瞬間』[Guilty by Suspicion]1991/アメリカ
監督・脚本:アーウィン・ウィンクラー
出演:ロバート・デ・ニーロ
『ハスラー』[The Hustler]1961/アメリカ
監督:ロバート・ロッセン※
出演:ポールニューマン、ジョージ・C・スコット
ハスラー…ギャンブルで相手をだまして金を巻き上げる勝負師。
『傷だらけの栄光』[Somebody Up There Likes Me]1956/アメリカ
出演:ポール・ニューマン
当時のロッキー・マルシアノ
『ワン・ツー・スリー』[One,Two,Three]1961
製作・監督・脚本:ビリー・ワイルダー
『ワン・ツー・スリー』『真実の瞬間』『博士の異常な愛情』と『ハスラー』のロバート・ロッセン監督の共通項は、冷戦時代の共産主義。
『ワン・ツー・スリー』はコカ・コーラ社が共産圏の市場開拓。『真実の瞬間』は1950年代にあった「赤狩り」をテーマにした映画。『博士の異常な愛情』は米ソ冷戦をブラックコメディに。ロッセン監督は当時、「赤狩り」を実際に受けたそうだ。
たまたま、読んでいる本(ザ・フィフティーズ上巻)が、50年代のアメリカの出来事や人物が出てくるので一段と興味がわく。第二次大戦後のアメリカ(資本主義)とソ連(共産主義)の対立。文化・価値観の違い、イデオロギーの対立。『真実の瞬間』で描かれる赤狩りは、ソ連の核実験成功でアメリカの核独占でなくなったこと等から「ソ連にやれれる」とヒステリックになったことが発端のようだ。尋問に召還された人は「共産主義者の名前を言え」と執拗に聞き続け、言わないと仕事を奪った。言っても仲間との絆が引き裂かれる。どちらを取るべきか悩む映画監督を演じたのがデ・ニーロだ。
その下院非米活動調査委員会の中心人物がマッカーシー。
マッカーシズム
告発された映画関係者には、チャップリンがいる。
告発した側に後の大統領リチャード・ニクソン、ロナルド・レーガンがいる。レーガンは映画俳優組合の委員長の立場にも関わらずハリウッドの「赤狩り」に手を貸した。これ以降、ハリウッドには根強い共和党への不信感があり、大統領選挙でも民主党支持が定着。(ウィキペディアより)
なるほど。
ちなみに、オバマ、クリントン、ケネディは民主党で、ブッシュ(親子)、ニクソン、レーガンは共和党。すごい簡単に言ってしまうと、弱者サイド(労働者や貧困層)が民主党で、強者(大企業)サイドが共和党。それが分かってくると、オバマ大統領選挙時のオバマ旋風は理解出来る。
理屈が分かるとおもしろい。『タクシードライバー』も大統領候補選挙中という設定だった。
出演:スティーブマックイーン
主題歌:レイ・チャールズ
『博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』
[Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb]1964/イギリス
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット
『タクシードライバー』[Taxi Driver] 1976/アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター
『真実の瞬間』[Guilty by Suspicion]1991/アメリカ
監督・脚本:アーウィン・ウィンクラー
出演:ロバート・デ・ニーロ
『ハスラー』[The Hustler]1961/アメリカ
監督:ロバート・ロッセン※
出演:ポールニューマン、ジョージ・C・スコット
ハスラー…ギャンブルで相手をだまして金を巻き上げる勝負師。
『傷だらけの栄光』[Somebody Up There Likes Me]1956/アメリカ
出演:ポール・ニューマン
当時のロッキー・マルシアノ
『ワン・ツー・スリー』[One,Two,Three]1961
製作・監督・脚本:ビリー・ワイルダー
『ワン・ツー・スリー』『真実の瞬間』『博士の異常な愛情』と『ハスラー』のロバート・ロッセン監督の共通項は、冷戦時代の共産主義。
『ワン・ツー・スリー』はコカ・コーラ社が共産圏の市場開拓。『真実の瞬間』は1950年代にあった「赤狩り」をテーマにした映画。『博士の異常な愛情』は米ソ冷戦をブラックコメディに。ロッセン監督は当時、「赤狩り」を実際に受けたそうだ。
たまたま、読んでいる本(ザ・フィフティーズ上巻)が、50年代のアメリカの出来事や人物が出てくるので一段と興味がわく。第二次大戦後のアメリカ(資本主義)とソ連(共産主義)の対立。文化・価値観の違い、イデオロギーの対立。『真実の瞬間』で描かれる赤狩りは、ソ連の核実験成功でアメリカの核独占でなくなったこと等から「ソ連にやれれる」とヒステリックになったことが発端のようだ。尋問に召還された人は「共産主義者の名前を言え」と執拗に聞き続け、言わないと仕事を奪った。言っても仲間との絆が引き裂かれる。どちらを取るべきか悩む映画監督を演じたのがデ・ニーロだ。
その下院非米活動調査委員会の中心人物がマッカーシー。
マッカーシズム
告発された映画関係者には、チャップリンがいる。
告発した側に後の大統領リチャード・ニクソン、ロナルド・レーガンがいる。レーガンは映画俳優組合の委員長の立場にも関わらずハリウッドの「赤狩り」に手を貸した。これ以降、ハリウッドには根強い共和党への不信感があり、大統領選挙でも民主党支持が定着。(ウィキペディアより)
なるほど。
ちなみに、オバマ、クリントン、ケネディは民主党で、ブッシュ(親子)、ニクソン、レーガンは共和党。すごい簡単に言ってしまうと、弱者サイド(労働者や貧困層)が民主党で、強者(大企業)サイドが共和党。それが分かってくると、オバマ大統領選挙時のオバマ旋風は理解出来る。
理屈が分かるとおもしろい。『タクシードライバー』も大統領候補選挙中という設定だった。
by fadjournal
| 2009-07-28 22:57
| cinema